第121週 アウシュヴィッツ特集2

目覚めれば動かぬ友や寒星夜


絵筆まで腐りてもなお肉のあり


明日はなし死の床と知れ収容所


怨念の渓谷(たに)伝いたり時止まる


乱れ立つ墓石の数や時の声


死の門を潜りて吐くや白き息


家族より死に遅れつつガスを浴び

ガスを浴び焼き尽くされて骨熱し