第17週

病棟に虚しきまでの常夜灯

死ぬ日まであと幾夜あり誘蛾灯


店番も居眠りたりぬ梅雨の午後


ただ独り都会にありて夏寒し


憎しみを向けたる街に墓標立ち


似非(えせ)栗鼠も番犬ほどにものを言い