第63週

一人去り二人去りして夜長し


一瞬の蜃気楼あり森のカフェ


梅雨模様人の声みな穏やかに


朝靄の奥より迫る修羅の声


行き暮れて霧の標や森の奥


木製のガードレールや残り花


木柵に速度減じて春惜しむ