第208週 おくのほそ道写真俳句紀行 立石寺1

寒寺や怯えるほどの空にあり


残雪や天まで至る立石寺


静けさや列車途切れて蝉時雨


山寺駅


残り雪階(きざはし)ごとの夢刻み


案内人階(きざはし)ごとに熱が入り


なんの音絶えたる後の杉木立

明日も死ぬ命の限り蝉時雨


(蝉塚の近くにて)