第224週 おくのほそ道写真俳句紀行 能生-高岡-富山

波の花散りたるあとは夢の花


我もまた途上にありて芭蕉便


白海老や味それぞれの悲器に盛り



月と日の香れる位置や蜃気楼


簀虫籠(すむしこ)や人の暮らしも内外に


(森家にて) ※簀虫籠(横編みの簾の一種


相い和して味奥到るや松の月


北前船ふところ熱く振り撒きて


(北前船回船問屋森家)


立ち寄りて味奥を問えば五万石